Power Apps
PR

【Power Apps】プレゼンアプリを作ってみた ― 「スマホ1台でプレゼン完結」の未来が見えた話

tantan_tech
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

この記事を読んでわかること

  • Power Appsでプレゼンテーションアプリを作った経緯と発想
  • 「業務アプリを作るツール」という固定観念を壊すと見える可能性
  • スマホ完結・AI連携・スライド資産化という、PowerPointにはない未来

突然ですが、パワポ作るの面倒くさくないですか?

同じレイアウトでいいから、テキストのストーリーから自動で作りたい。

「Marp」とやらを使えば、Markdownからテンプレートのパワポが作れるらしい。

でもなんかよくわからん。あと会社で使えなさそう。

「じゃあもう、Power Appsでできたらいいじゃん。」そんな好奇心から、このアプリを作ってみました。


Power Appsの「得意なこと」に気づいた

Power Appsって、「事前に定義したデータを、決められた形式で表示する」 こともできるよな。

考えてみると、スライドも「構造化されたデータの表示」 だ。スライドをいきなり作り始めずに、各項目をテキストや表で整理してから作る人も多いんじゃないでしょうか。
こんな項目

  • タイトル(見出し)
  • メッセージ(そのスライドで伝えたい一言)
  • 本文(補足説明や詳細)

じゃあ、この「構造化データ」を整形するルールさえ実装できれば、Power Appsだけでプレゼン資料作れるのでは?


実際に作ったもの

今回作ったアプリ「MarkdownSlides」の仕組みはシンプルです。

Markdown形式でスライドの内容(タイトル・メッセージ・本文)を定義しておくと、Power Appsがスライド形式で表示してくれます。「< Back」「Next >」ボタンでページ送りでき、プログレスバーで進捗もわかる。

技術的なポイント

  • とりあえずデータソースなし。コレクション(アプリ内の一時データ)だけで完結
  • Markdownテキストを貼り付けるだけで構造化データに分解できる。
  • 構造化データをあらかじめ定義した場所に1レコードづつ表示するだけで、スライドみたいにしてみた。

ちなみにこのアプリは、ほぼClaude Codeで作りました。

「PLAN.mdに音声入力で要件をダンプして、Claude CodeにSPEC.mdを書かせて、Claude Codeに実装させて、キャンバスアプリを作る」という感じでした。


Power Appsだからこそ広がる未来

正直、「Power Appsでプレゼンアプリを作った」だけなら、ネタで終わります。

でも、Power Appsだからこそできることが見えてきました。

(決して後から思いついたのではありません。決して。)

1. スマホだけでプレゼンが完結する

Power Appsは、PCでもスマホでも動きます。スマホ1台でプレゼンするのってめちゃかっこいい。しかもプレゼンの作成まで、全部できたらすごそうじゃないですか。

  1. スマホで音声入力 → テキスト化
  2. AI Builderで壁打ち → 構成を整理
  3. Markdown形式で出力 → アプリに取り込み
  4. そのままスマホでプレゼン

AI Builderを使えば「プレゼンが始まって壇上で、スマホに向かって話しかけて、AIと壁打ちして、プレゼンのスライドを作り、そのままPower Appsでプレゼンができる。」そんな世界が、実現可能です。(プレゼンにはしっかりとした準備をして臨んだ方がいいと思います。)

Copilotを使っても同じことができますが、AI BuilderならPower Appsの中だけで完結して、なんかすごい感がでる。(プレゼンにはしっかりとした準備をして臨んだ方がいいと思います。)

2. 「パーツの再構成」ができる

ここが一番おもしろいところだと思っています。(後付けではありません、決して。)

PowerPointでは、スライドは「ファイルの中の1ページ」です。再利用するには、ファイルを開いて、コピーして、貼り付けて…という作業が必要です。

でもMarkdownSlidesでは、スライドは構造化されたテキストデータです。タイトル、メッセージ、本文がそれぞれ独立したフィールドとして保存されている。

つまり、スライドが「パーツ」として分解された状態で蓄積されています

過去の「導入の挨拶スライド」と、別のプレゼンの「技術説明スライド」と、また別の「まとめスライド」を組み合わせて、新しいプレゼンを組み立てる。レゴブロックのように、パーツを自由に組み替えられる。Zettelkastenの文脈でいうところの、アトミックノートですね。

PowerPointファイルでは、こういう柔軟な再構成は難しい。でも構造化テキストとして保存されているからこそ、パーツ単位での再利用が自然にできておもろそう。(やるかどうかは別として)


まとめ:Power Appsっておもろい

最初は「Power Appsでプレゼンできたらおもしろくない?」という好奇心で始めました。

でも作ってみたら、ネタどころか、かなり合理的な仕組みだということに、無理やり着地させたいと思いました。

  • 簡単に使える:セキュリティ・配布・管理、全部Power Platformの上で完結
  • スマホで完結:AI Builder × 音声入力で、PCを開かずにプレゼンが作れる未来
  • 資産として蓄積:Dataverseにテキストデータとして保存、検索・再利用が自在
  • パーツの再構成:構造化されたスライドデータだからこそ、レゴのように組み替えられる

「業務アプリを作るツール」 という固定観念を壊してみると、Power Appsにはまだまだ可能性が眠っています。

GitHubに公開済みなので、ぜひ試してみてください。

GItHubはこちらから

https://github.com/Ltantan/my-powerplatform-apps/tree/main/MarkdownSlides

ABOUT ME
tantan_tech
tantan_tech
淡々と改善している人
建設会社にて、現場の施工管理からDX推進、データ利活用や機械学習を経て、現在は社内の市民開発(Power Platform)を推進しています。
記事URLをコピーしました