Copilot がPower Platform沼の入り口になる世界線。ユーザーはツールを意識しなくて良いのでは?
Power Platformを使い始めるまでの、最大の障壁は何か?
現在、Power Platformの利活用が進まない最大の原因は「何ができるかわからない」という問題だと思います。
ユーザーはまずPower Appsが何か、Power Automateが何かを理解し、それぞれのツールで何ができるかを学び、自分の業務に当てはめて考える必要があります。しかし、その勉強に投資する価値があるかどうか、判断するのは難しい。(そこに飛び込む人たちのことを〇〇と呼ぶとか呼ばないとか。)
結果として、学ばない → 使わない → 価値がわからない → 学ばない、というループに陥り、利活用は進みません。
(まずは、活用事例を示してほしいと、利活用担当者は言われ続けます・・。出したら出したで、なんか違うなあって。)
また、現状ではPower Apps内のCopilotやVive Apps、GitHub Copilotなど、個別のツールごとにAI支援機能が存在しています。しかし、それぞれが独立しているため、要件定義 → 設計 → 実装 → ドキュメント作成 → デプロイ → 配布 → 改修という一連の流れがシームレスにつながりません。部分最適では、多くの人に使ってもらうのは難しい。
Claude CodeとPower Appsを実際に作ってみた
これによりただのチャットではなく、コンテキストを理解して実装までしてくれるAIがどれだけ強力なツールかを身をもって知りました。
提案:CopilotをPower Platformの入り口にする

このフローのポイントは、ユーザーからPower Platformへの矢印が最後の「使用開始」の1本だけであることです。それ以外はすべてCopilot経由であり、ユーザーはPower AppsやPower Automateという「ツール名」すら知らなくても良いです。「なんか青いやつで自動化してる」「なんか紫のアプリ使ってる〜」ぐらいの感じです。
さらに、この体験はデプロイ後も継続する。完成したアプリをチームに配布するとき、マニュアルを作成するとき、引き継いだ担当者がアプリを改修したいとき——すべてCopilotに相談すれば対応できます。(めっちゃいいじゃん!)
ユーザーは安心してPower Platformを、ツールの存在を意識することなく活用できる。(野良アプリなんてもう懸念されることすらないのさ)
これは生成AIのオートモード(ユーザーがモデルを選ばなくても、AIが最適なモデルを自動選択する)と同じ方向性であり、すでに業界全体で起きている「入り口の一本化」の流れなんじゃないかと思います。
Power Platformの真の価値は、Microsoftのセキュアなエコシステムの中でアプリが生まれることにあります。Copilotがその入り口を一本化し、要件定義からデプロイ・運用保守までをオールインワンでシームレスにつなぐことで、Power Platformの利活用は爆発的に広がると確信しています。
Power Apps好きとして、そんな未来を楽しみに待っています!!
勝手にFAQ
それってもうMicrosoftがやろうとしていることじゃない?Vive Appsとか既ににあるし。
確かにそうですね。
「ガバナンスどうするの?勝手にアプリがデプロイされるのはまずくない?」
だからこそPower Platformの中でやる意味があるのでは?と思っています。テナント全体でDLPポリシーが設定でき変なコネクタは使えない。ユーザーの権限を超越したデータアクセスはできない。だからある程度好き放題できる——これがPower Platformの最大のメリットの一つだと思います。
Claude Codeを使って分かったPower Platformの良さについて
こちらの記事で書いてみました。
「ユーザーが中身を理解しないまま使うのは本当に大丈夫なの?」
今は、確かにリスクに見えると思います。でも、時代によって「問題」の定義そのものが変わるということを考えたいです。
たとえば受動喫煙。ある時期まで問題にすらされていなかったのに、ある時から大問題になり、分煙が進みんだ今ではあまり話題に上がらなくなったと思います。パスワード管理もそうです。「パスワードをどう安全に管理するか」が長年の課題だったのに、パスキーの登場で「そもそもパスワードを使わなくていい」世界になり、問題すら無くなっていってます。
同じことがこの領域でも起きるのではないでしょうか。「ユーザーが中身を理解すべき」という前提自体が、AIエージェントが当たり前になった世界では変わっていく可能性があります。Claude Codeのようなツールで誰でもアプリが作れる時代に、「ユーザーが全てを理解してから使うべき」は、もはや現実的ではないかもしれません。
