Power Apps
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【実体験】元現場監督がPower Appsを1年で140時間勉強した推移をPythonで可視化して振り返る

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はじめに:異例のキャリアチェンジから始まった

私は現在、建設会社の IT企画部 で働いています。 実は、私の経歴は少し変わっています。元々は土木の現場監督として働いていました。野晒しの現場で真っ黒に日焼けしたり、大勢の職人さんたちの前で朝礼の司会をしたり、工程を引いて計画を立てたりしていました。その後、DX推進の部署を経て、2024年10月に現在のIT企画部へ異動しました。

現場出身者が本社のIT中枢へ異動希望を出し、それが通るというのは社内でもかなり異例のことでした笑

配属されたチームのミッションは「データ利活用」。主に Power BI を扱うチームでした。しかし、データを可視化・分析する以前に、「現場からどうやってデータを集めるか(Data Input)」の段階から提案したいと考え、Power Apps に目をつけました。

あれからちょうど1年。 プライベートの時間を使って学習した時間をすべて記録し、最近習得した Python を使って可視化してみました。今日はこのグラフを見ながら、激動の1年間を振り返ってみます。


【Pythonで可視化】年間140時間の学習推移

まずはこちらをご覧ください。私がPython(Matplotlib)で作成した学習記録のグラフです。

  • 棒グラフ: 月間の学習時間(青:実践・制作など / 紫:Udemy)
  • 折れ線グラフ: 累計学習時間
  • 期間: 2024年11月 〜 2025年11月

累計学習時間は 139.7時間。 「なんだ、1年で140時間か」と思われるかもしれませんが、実はこの裏で Power BI・Power Automate・機械学習(Python)の勉強も並行していました。今回のグラフはあくまでPower Apps単体の数字です。

グラフの起伏には、私のキャリアの変化がそのまま表れています。時系列で解説します。


1. 【模索期】2024年11月〜2025年1月:独学の限界

異動直後の11月頃からPower Appsを触り始めました。 しかし、グラフの通り学習時間は低空飛行。「なんか凄そうだけど、思い通りに動かない…」と、独学の壁にぶつかり、なかなか手が進まない時期でした。なんとか動くアプリができるけど、でもこれをどうすればいいのか、何ができていて何ができていないのかよく分かりませんでした。

2. 【覚醒期】2025年2月:Udemyへの投資と業務アプリ開発

「これは体系的に学ばないとダメだ」 そう感じ、2月に Udemy の講座を購入しました。グラフで紫色のバーが突出しているのがこの時期です。

受講したコースと実施した時間はこちら

  • [Microsoft Power Apps 基礎マスターコース ヒョウノモトハル(リンク)]
  • [Power Apps(パワーアップス)でたくさんのアプリを開発してきた経験から頻出テクニック(リンク)]

インプットの効果は絶大でした。体系的に学ぶことができて、自分のやりたいことをすぐに形にできるようになりました。私は記録魔でもあるので、普段から自分の行動記録をつけています。Power Appsを学んだらまず作りたかったのが、行動記録アプリです。Udemyの勢いで作成して今でも使い続けています。自分が毎日使うものを作るのが、一番の学習になりますね!

3. 【実践期】2025年3月〜4月:登壇駆動開発

3月末にとあるイベントに登壇する申し込みをしました。軽いノリで笑

イベントまで1ヶ月しかないのに今からPower Appsを作って、発表資料作成し、当日のプレゼンを考えないと・・・ということで猛烈にPower Appsに打ち込みました。このインプットと多くの人へのアウトプットが、スキルアップにもつながったと思います。当日はスマホ1台でスライドでプレゼンと、Power Appsアプリの実演、開発裏話をOneNoteで紹介して会場・オンラインをかなり盛り上げました笑

一部いただいたコメントです!

欧米のプレゼンを聞いているみたい笑

ゲーム発表の会場と間違えたのかな

4. 【並走期】2025年6月〜9月:多角的なスキル習得へ

6月以降、Power Appsの学習時間がガクンと減っています。「飽きたのか?」と思われるかもしれませんが、違います。

実は3月から本業で 機械学習モデルの作成 を担当することになり、Pythonの学習に追われていました。大学では鉄筋を組んで、コンクリートを打設して、劣化させて破壊する研究をしていた人間です。プログラムなんてやったこともありませんし、Pythonって何というところから始まりました。 さらに、チームのメインミッションである Power BI や、業務効率化のための Power Automate の学習も並行して進めていました。

このグラフには表れていませんが、この時期のプライベート時間は他の技術スタック(BI, Automate, Python, ML)の習得にリソースを割いていました。 それでもPower Appsをゼロにはせず、細々とメンテナンスや学習を継続していました(まさに多足のわらじ状態)。

5. 【現在】2025年10月〜:そして「市民開発推進」へ

そして迎えた2025年10月。 これまでのPower Appsへの取り組み(アプリ開発や登壇)が評価され、新しく発足した 「市民開発推進チーム」 にアサインされることになりました。

元現場監督が、1年で市民開発の旗振り役に。 11月もまだ機械学習モデル作成の業務は続いていますが、Appsの学習時間も再び右肩上がりになっています(グラフ右端)。

おわりに

1年でPower Appsに費やした約140時間。 その裏側には、Power BIやAutomate、そしてPythonによる機械学習への挑戦がありました。自ら進んでの学習は苦ではなく、むしろ新しいことを知る・できるようになるたびに面白いなって思いながら進むことができました。

現場監督だった人間が、Power Platform全体とデータ分析(Power BI・機械学習)、これらを横断的に学んだことで、 「現場を知る人間が、データ利活用(Power BI・機械学習)を見越して、業務改善のプロデュースができる(アプリ開発)と強い」 そう信じて異動希望を出したあの日から、少しは前に進めた気がします。

今回のグラフも、「Power Appsで記録したログをPythonで可視化する」という、今の私のスキルセット(Apps × Python)を象徴するアウトプットになりました。それに加えて、記録魔であることや一度決めたら淡々と継続するという自分の特性もかなり活かせているとおもます笑。

これから、本格的に市民開発推進ができることが楽しみです。今まで誰もできなかったことを平然とやってのけたい。そんな密かに燃える野心を胸に、楽しんでいきたいと思います!

よくある質問(FAQ)

Q1: 土木現場監督からIT部門への異動は、社内でどのように実現したのですか?

A: DX推進部署にいた時から、Power BIを活用したり、IT部門のPower BI相談室に通い詰めたりしてました。異動先の担当者と顔見知りになっていました。全く関わりのない部署への飛び込みではなく、日頃から交流を重ねていたことが、キャリアチェンジ実現の鍵だったと思います。

Q2: Power Appsの学習に年間140時間は多いですか?少ないですか?

A: 多いか少ないかは一概には言えませんが、この140時間はPower Apps単体に絞った学習時間です。同時期に筆者はPower BI、Power Automate、Python(機械学習含む)も並行して学習していたため、テクノロジー学習全体ではさらに多くの時間を費やしています。

Q3: 独学で挫折しかけたとき、どうやって突破口を見つけたのですか?

A: 「学習のための学習」ではなく、目の前にやりたいことや解決したい課題があり、それを解決するために学ぶスタイルを取っています。私自身「学習っていう感覚もない」と語るほど、実践的なアプローチです。2025年2月にはUdemyの体系的な講座を受講し、その直後に自分が毎日使う行動記録アプリを開発。自分のニーズに合ったものを作ることが、最高の学習になったそうです。なお、試験のための学習は苦手です笑

Q4: 2025年6月以降に学習時間が減っているのはなぜですか?

A: 飽きたわけではなく、本業で機械学習モデルの作成を担当することになり、Pythonの学習に多くの時間を割く必要があったためです。さらにPower BIやPower Automateの学習も並行していました。Power Appsをゼロにはせず細々とメンテナンスや学習を継続しながら、複数の技術スタックを同時に習得する「多足のわらじ状態」で進めていました。

Q5: 「登壇駆動開発」とは何ですか?どんな効果がありましたか?

A: 2025年3月末に登壇するイベントに申し込み、1ヶ月という短期間でPower Appsアプリの開発から発表資料作成、プレゼンまでを一気に仕上げた時期を指しています。このインプットとアウトプットの集中的なサイクルが、スキルアップに大きく貢献しました。

「習得できたから登壇するんじゃない。登壇するから習得できるんだ」と言えるようになりたいです笑

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淡々と改善している人
建設会社にて、現場の施工管理からDX推進、データ利活用や機械学習を経て、現在は社内の市民開発(Power Platform)を推進しています。
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